中部電力<
9502>は22日、夏の電力需給対策を議論する関係閣僚会議で、今夏の節電目標を5%から4%に緩和されたが、これまで顧客に呼びかけてきた節電対策は変更しない方針。
中部電力管内は電力需給に問題はないものの、関西電力の大飯原発3,4号機が再稼動しても、電力需給は厳しく、融通の必要があると判断。
7月2日から9月7日にかけ、電力需要が特に高まる平日午後1時から4時を中心に節電を求め、これにより得られた余力の電力は、電力消費のピーク時に、関西電力や九州電力に計100万キロワットを融通する予定。
5%の節電目標については、節電意識の定着、企業の自家発電設備の出力アップなどで3.6%、エアコンの設定温度を28度に上げることなどで1.4%は達成できるとみている。
節電実績をあげた利用者に対しては、対価を支払うという ネガワット取引制度も導入に向け検討しているという。