トヨタ自動車<7203>は27日、インドの車両製造・販売子会社 トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)の生産能力を増強、172億円を追加投資、新規雇用も予定。
TKMは、現在の生産能力は、年産16万台。2012年前半に21万台に引き上げるため、49億円を投じ増強計画を進めていたが、これをさらに拡大し追加投資、2013年にほぼ2倍の31万台へ。
人材育成の一環として、2007年設立のトヨタ工業技術学校の2期目の生徒 約60名が今月卒業、TKMに入社予定。
この他、ユニット生産会社 トヨタ・キルロスカ・オート・パーツでは、2012年秋に稼動予定の新エンジン工場では、エティオス用エンジンのアルミ鋳造、機械加工ラインを新設。
ラインは、2014年から稼動予定。追加投資は、約144億円。2013年年始にエティオス用トランスミッションの生産を開始し、輸出する予定。
経済成長が続くインドは、自動車市場が拡大しており、需要増に対応すべく、低価格の戦略乗用車 エティオスなど現地での生産体制を強化する。