セブン&アイ・ホールディングス<
3382>の子会社 セブン-イレブン・ジャパンは、従来より消費期限の長い、新しいタイプの弁当や惣菜を11月から首都圏地区より順次発売。
新しく発売されるチルド弁当は、配送から陳列まで低温で管理、これまでの消費期限27〜28時間から約72〜96時間に延長。これにより、販売期限も従来の約15時間から約61〜85時間に延長され、添加物も削減。
低温や時間経過により、ご飯の食感などが悪くなる問題に対しては、炊飯工程を見直し、酵素により粘りと食感を改善、時間経過に強いご飯を開発。
スチームパック惣菜は、ふたをフィルムに変更し容器を密閉。高温短時間で調理、スチームによる蒸し効果でしっとりとした食感。容器内の空気を抜くなどの製法により、従来に比べ2倍、製造より約80時間に販売期間を延長。
テスト販売では、チルド弁当の欧風チキンカレー、一鍋でふんわり仕上げた親子丼は、8月下旬に横浜地区の86店舗で開始し、前年比110%の売れ行き。
スチームパック惣菜は、煮込みハンバーグ、チキンのトマト煮を9月上旬、横浜地区の166店舗で開始、お惣菜分類全体で前年比120%の売れ行き。
消費期限を従来の2〜3倍に延ばすことで、店舗の食品廃棄量を1割減らし、フランチャイズチェーン加盟店の負担を軽減。このような状況が、価格にどのように影響するかがポイントによりそうだ。