ムーディーズ・インベスターズ・サービスは25日、日産自動車<
7201>の発行体格付けをA3からBaa2に2段階引き下げたと発表。
日産自動車の収益性とキャッシュフローが大幅に悪化、2009年3月期から2010年3月期にかけ、引き続き圧迫されると判断。
スタンダード・アンド・プアーズも日産自動車、トヨタ自動車<
7203>の格付けを引き下げており、自動車業界が金融危機により、業績が大幅に落ち込み、信用力の低下を鮮明にした。
ただ、厳しい状況の中、低価格のハイブリッド車をいち早く投入したホンダ<
7267>は、累計受注台数は、現段階で1万5000台を突破する見込み。月間販売目標の5000台の3倍を記録し、納車まで一ヶ月以上かかるなど大ヒット。
一方、トヨタはプリウス新旧モデルを併売、新モデルは現行モデルより高くなるものの、旧モデルは価格を下げつつ継続して販売する方針。5月に新モデルの販売を控え、状況次第では、価格が下がる可能性もある。
ガソリンの店頭価格は徐々に値を戻しており、省エネカーへの関心は高く、助成金の話もあるなど、明るい兆しはある。