NTTドコモ<
9437>は27日、4月1日から家族への国内通話を24時間無料とするサービスを開始すると発表。
現在、ファミ割MAX50の契約者は、通話料30%割引、家族間iモード、メールの送受信無料に加え、4月1日から通話料も無料へ。テレビ電話の通話料は60%割引。
法人対象のオフィス割引については、同一グループ社員への国内通話が6月1日から24時間無料、同様に、テレビ電話の通話料も60%割引となる
しかし、iモード使用料については、6月1日から現行の月額210円から315円に値上げされるという。
家族間通話24時間無料は、ソフトバンクが昨年6月、他社に先駆け導入。KDDI<
9433>のauも今月中頃、導入を決定したばかり、いよいよNTTドコモも導入と価格競争に拍車がかかる。
昨年、通年では契約純増数では首位となったauだが、ソフトバンクモバイルが、学生向けに基本料金3年間無料という『ホワイト学割』により、新規加入者獲得に勢いがあり、独り負けと言われたNTTドコモが動かざるを得なかったとも見える。
さらに、ソフトバンクは、YahooBBと同社携帯に加入した場合、固定のIP電話と携帯間の通話を無料にするというサービスを4月以降に全国展開するか判断するとしている。
auのKDDIも同様のサービスを展開すべく、携帯、固定IP電話を一本化する営業形態を整えており、これについては、総務省の方針を受けているため、NTTドコモは同様のサービスを行うことは現状ではできない。
春商戦で、独り負けに終止符を打ち、勢いを取り戻すことはできるのだろうか。