日本テレビ放送網<
9404>は25日、インターネット上の仮想空間 セカンドライフで全編収録する新番組を始めると発表。全編仮想空間で収録するのは世界でも初めてという。
セカンドライフ内の専用スタジオで出演者がアバターで番組を進行、一般視聴者も番組収録を見学でき、視聴者と交流できる新メディアとして仮想空間を活用する。
セカンドライフ内専用スタジオ、イベントブースを備えた汐留島を開設し、出演者に似たアバターがセカンドライフ内の人気エリア、視聴者からの投稿映像を紹介。公開収録のため、視聴者もアバターで収録の様子がみられる。
新番組 デジタルの根性は、10月3日に地上波デジタル放送で開始されるという。
アバターとは、仮想空間で自分の分身として、利用するキャラクターのこと。セカンドライフでは、これまでのブログ、オンラインゲームのアバターなどに比べ、格段に自由度が高く、衣類、目鼻や髪などの身体的な特徴も自由に変えられ個性を表現することができる。
セカンドライフを利用するには、ブロードバンドが広く普及する日本では回線の問題はないものの、全編3Dのため、PCにはやや高い性能が求められる。
セカンドライフ内のお金が実在のお金、ドルや円などに換金できることから、日本でも今後、広まる可能性があると見られています。
日本では個人よりも企業が次々とセカンドライフ内に進出、先行していますが、今後、既存のメディアが参入することで、個人ユーザの参加が加速するきっかけになるかもしれません。