流通最大手 イオン<8267>が、丸紅が保有するダイエー株を買い取り、筆頭株主となる方向で交渉を進めていることが明らかに。
ダイエーの出資比率は、丸紅が約29%で筆頭株主、次いで、イオンが約20%。丸紅から10%程度の売却を提示していると見られている。
ただ、全株譲渡には否定的とみられ、条件面で折り合いがつかなければ、交渉が長期化する可能性もある。
イオンは、4月1日付でJ・フロントリテイリング傘下の食品スーパー ピーコックストアを買収するなど食品スーパー部門を強化している。
イオンによるダイエーの子会社化が実現すれば、売上高6兆円を超える巨大流通グループになる。