日立製作所<6501>は、携帯情報端末で指定した位置へ自立走行する任意地点自立送迎機能を備えた移動支援ロボット ROPITSを開発したと発表。
任意地点自立送迎機能は、予約・操作用画面で、地図上で指定すると、そこまで自立走行することができるという機能。これにより、迎えに来ることも、目的地へ連れて行くことも可能。
従来の様々なセンサーで移動に必要な環境形状地図を取得する際、大きな誤差があることから、ROPITSは、国土地理院の電子地図やRTK−GPSなどから取得、これを融合することで3次元環境形状地図を作成、座標を正確に認識し移動。
レーザ距離センサとステレオカメラを搭載し、歩行者や路面の凹凸を認識し、広い場所では速度を保ちつつ障害物から離れ、狭い場所では減速して走行、さらに、歩行者が接近する際は、自動停止するなど、スムーズに歩道を移動。
安全走行技術として、衝撃を吸収するサスペンション、車輪の上下位置を自由に制御できる駆動装置を直列に配置することで、車体を常に水平に保ち、安定して走行できるという。